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活動紹介 #1 「村から子どもに本のプレゼント! ブックスタート・セカンドブック」

こんにちは!あわくら会館・図書館です。
あまり知られていない、あわくら会館・図書館の取り組みがあるなあと思い、
不定期で、あわくら会館・図書館の活動紹介をしていこうと思います。

まずは、0歳児から小学1年生までを対象に、絵本や読み物など本のプレゼントを行う、「ブックスタート」「セカンドブック」の取り組みを紹介!!




1. ブックスタートとは?

「ブックスタート」とは、赤ちゃんと保護者に絵本を通じた豊かな時間を届ける取り組みです。NPOブックスタートが活動を推進し、全国の約6割の自治体が導入しています。多くの自治体では、0歳児健診の機会を活用し、赤ちゃん1人につき1冊の絵本が配布されています。

絵本の読み聞かせは、親子の絆を深め、子どもたちの言葉や感性を育む大切な時間になります。


2. 西粟倉村の取り組み

西粟倉村では、ブックスタートをさらに発展させ、0歳から3歳まで毎年2冊ずつ絵本を贈る取り組みを行っています。計4回にわたって本が贈られることで、子どもたちは成長とともに本との出会いを楽しめます。

さらに、ブックスタートとは別に「セカンドブック」として、小学校1年生に1冊本を贈呈。この本の選書には、村内の読み聞かせボランティア「ぴっぴの会」の皆さんが協力しており、子どもたちの年齢や興味に合わせた素敵な本が選ばれています。

まとめるとブックスタートとセカンドブック、合わせて9冊もの本を村からプレゼント!
多くの自治体が0歳時に1冊なので、全国有数で子どもに本をプレゼントしてる自治体なのではないでしょうか?


3. セカンドブックの目的

現代では、子どもたちの読書能力の低下が課題となっています。絵本は楽しんで読めても、文字の多い本からは離れてしまうケースも少なくありません。

西粟倉村のセカンドブックでは、ひらがな、カタカナ、漢字などの基礎学習が終わる小学校1年生のタイミングで、長い文章のある本(読み物)をプレゼントしています。

この取り組みは、読書の楽しさを知るきっかけを提供し、学びの土台を支えるものです。また、保護者説明会や案内文書を通して、親子で読み聞かせをする機会も促しています。


4. セカンドブック贈呈式を行いました

今年も、西粟倉小学校の授業時間に「セカンドブック贈呈式」が行われました。

贈呈式では、児童一人ひとりが自分の好きな本を選び、手に取ると笑顔があふれていました。それぞれの本には、あわくら図書館からの温かいメッセージが添えられています。

また、贈呈式では読み聞かせの時間も設けられ、物語に引き込まれる児童の姿が印象的でした。

小学校1年生の授業の中で、
読み聞かせボランティアぴっぴさんにご協力いただき読み聞かせの時間をとっています。
今回のテーマは、「冬の絵本」
読みき子供たちは自分でお気に入りの本を訪保から選び、手渡しで受け取ります。

※写真掲載許可済み


5. 保護者の声

セカンドブックやブックスタートの取り組みは、保護者の皆さんにも好評です。

  • 本を買わなくても家にあるのはありがたいです。生活必需品じゃないから、わざわざ買う機会がないんです。」

  • 「兄弟がいると、もらえる本が増えて嬉しいです。」

  • 「図書館に行かなくても家に本があるので、自然と読書の時間が生まれます。」

特に、読書環境に恵まれない家庭でも本にアクセスできる点は大きな意義があります。西粟倉村の取り組みは、家庭間の「読書や体験の格差」を縮め、すべての子どもたちが本に親しむ環境を整えています。


おわりに

西粟倉村のブックスタートとセカンドブックは、子どもたちが本と一緒に成長するための大切なサポートだと思っています!

他にもあわくら図書館の取り組みをnoteにまとめていけたらと思うので、お楽しみに!